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小盆其の二

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kobon23.jpg 裏側(表?)

 小盆の試作二号です。材質は米松と桐(中央)、仕上げは木地仕上げです。試作というよりも練習かもしれません。まずは留めの練習。留めとは、四つ角の辺が互いに45°でくっつく部分のことを言います。これが難しい!指物師も、留めの加工は極力最後の方にします。早々45°に加工してしまうと、他の加工をしている間に傷んでしまう可能性が高いのです。でも手をつけずに満を持して加工してみたら、今度は綺麗にぴったりとはくっつかなかった…なんてことになるともう最悪です。今までの苦労が水の泡、だから難しいのです。
 もう1つの練習は面取りです。裏側の四方の辺を大きく面取りしました。これは置いてある小盆を手に取る際、指が入り易くなるようにするためです。私は、この面取りが苦手なのです。元来お調子者なので、慎重に進めていかないと四辺全てで面の角度が合わなくなって、合わせる為にどんどん削るというド壺にはまる可能性大なのです。とりあえず今回は上手くいったようです。変なプレッシャーが無ければ上手くいくのですが…いつもこうとは限りません、慎重に。何とか出来上がったので、試作一号と共に展示に出展しました。
 この小盆を使って、またアレンジしてみました。また冷酒か?涼しげな夏の和菓子を供しても良いですね。アレンジしてみて気付いたのは、木地仕上げが良かったのかどうか、ということ。中央の桐部分に食物を直に置くことが憚られ、器・葉・紙など何かを介さないとなりません。木の色合いを活かすには、他にウレタン(クリア)塗装というのもあり既製品には多く施されていますが、おさえても少しはつやが出て風合いも損なわれます。これは木地仕上げのままにしましょう。

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木工・漆 | CM(0) | TB(0) 2008.07.15(Tue) 09:40
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中黒(なかぐろ)は、記号活字の 「・」。 中立・中庸を意図して屋号にしました。

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